ごきげんよう、ゆえのです。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
以前書いたブログ記事で、
私も、理解という名の愛が欲しかった - 現実と妄想のはざま(改)
この中で山田ズーニーさんの本やおとなの小論文教室で書かれた記事を紹介したことがありました。
今回は、ブログやツイッターに何か書く時に自分が無意識に気をつけていることを書いてみようと思います。といってもほとんどが以下の本を参考にしているので、そちらから気にしているところを抜粋していきます。
抜き書きーーーーーー
2、正論はなせ人を動かさないのか?
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人は、自分でつかんでいきたい生きものなのかもしれない。
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正論を拒むのは、人間の本能かもしれないと私は思うようになった。正論は強い。正論には反論できない。正論は人を支配し、傷つける。人に何か正しいことを教えようとするなら「どういう関係性の中で言うか?」を考え抜くことだ。それは、
正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手より高くなっているからだ。
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望んでもいない相手に、正論を振りかざすのは、道行く人の首根っこをつかまえるような暴威だ。まして、あなたと対等でいたい、あなたより立場が上でいたい、と思っている相手なら、無理やりその座から引きずり下ろし、プライドを傷つけ、恥をかかせる。
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言葉は、関係性の中で、相手の感情に届く。
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情報占有率
自分にふさわしい「メディア力」を相手の中に刻むために、ちょっと「情報占有率」を意識してみるといい。
コミュニケーションでは、出会いからはじまって、相手から見たあなたの「メディア力」が決まるまでの間が肝心だ。つまり、初めの方が慎重さがいる。ここでかっこつけるのでもなく、でも、あなた以下にもならず、等身大のあなたの良さが伝わるのが理想だ。
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では、上司のメールボックスで、新鮮な輝きを放つ「根本思想」とはいったい何だろう?
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理解という自己発信
どんな自己発信をするにせよ、受け手のことを知らなければ的外れになる。「これは、ます、相手理解が先だな。」自然にそこに行き着いた。
上司の話はよく聞く。配布物、メールはよく読む。小論文担当の私にとって、読解はお手のものだった。上司が立てた「問い」何か?上司のもっとも言いたいこと「意見」は何か?根拠は何か?上司の発信の「根本思想」は何か?
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言葉は関係性の中で相手の感情に届く
みな同僚や後輩にメールを書く時にだって意図があるだろう。上司にメールを書くときは、もっともっと身構えて書く。目論見、期待、依頼心。「なんとかしてくれ」と「認めてくれ」。ところがそういう意図がまったくなく無心に書かれたメールは、それだけで珍しい。そして、相手にとっての意味は、あとから思えば、同じ仕事人としての「共感」になっていた。
言葉は、関係性の中で、相手の感情に届く。だから共感を入り口にしたコミュニケーションは、正論より、ずっと確実に伝わる。
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1、情報は配列が命
迷ったときは、「相手が知りたい情報」を先に、その後で「自分が言いたいこと」という順序で言っていこう。
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多くの場合、相手が、いちばん知りたい情報とは、「何がダメか、どうしてダメか」という否定要素ではなく、「ではどうすればいいのか?」次のアクションを起こすための指標だ。
「では、どうすればいいか?」をひとつだせば、だめな理由をいくつも並べたり、大袈裟に謝ったりしなくても、事は運べる。
運は「はこぶ」と書く。人の想いをせき止めたり待たせたりせず、前へ前へと運んであげる、そのためにちょっとだけ頭を動かしたメールが、運をはこぶ、と言えないだろうか。
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3、何を言うかより、どんな目線で言うか
相手との目線「これをどうやって伝えよう?」
問題は、「言いにくいことをはっきり言う、言わない」ではないし、「相手を傷つける、傷つけない」でもない。問題は、メッセージをどう伝えるかだ。言いにくいことをはっきり言えたら伝わるとか、傷つけたら伝わるとか、伝えることは、そんな簡単なものではない。自分の想いを言葉にできた、言えたと喜んでも、それが相手の解釈によって変わり、相手との関係性によって意味が変わり、相手の感情によって膨らんだり、歪んだりする。メッセージを、できるだけ自分の中にあった通りに、相手の中に再現するにはどうしたらいいかを考えたい。
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関係性は、ひとつではない。人間が多面的な存在だからだ。たとえば、上司というのは、部下に権力も影響力もある立場だ。でも常にその立場から発信するのがいいとは限らない。同じ悩みをもつ人間として語れば、関係はフラットになるし、相手の得意分野に突っ込んでいけば、自分の立場は低くなる。
目線が高いと思うとき、無理に腰をかがめたり、相手にすりよったりしなくても、新しい関係を発見していくことで、目線は自ずと変わるのだ。
共感の方法とは、外から観た自分を知り、相手の気持ちを想い、自分と相手の関係を考え抜くことだ。
ーーーーーーここまで
終わり。