現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

「がらくた」MVの解釈2、人間をキャラクター化することの弊害

9/13、色々言葉を編集。

ごきげんよう、ゆえのです。

読んで頂いてありがとうございます。

更新曜日ではないですが、「がらくた」MVの解釈と考察をもう少し深掘りして、出演している2人がなぜ二世の方々でなければならなかったのか、その理由を発見した気がするのでそれを書いていきます。

ちなみに今日は米津さんの来年のライブツアーの当落発表の日みたいですが、私は申し込みしてないのでどこ吹く風でいきます。

 

先日こちらの記事に以下のことを追記しました。

米津玄師、「がらくた」MVの感想とがんばって解釈と考察をしてみた - 現実と幻想のはざま(三改)

 

抜き書きーーーーーー

あと自分の感覚の問題なんですけど、MVが「男女の恋愛」に狭めているという意見に関して、あんまりそういう風に捉えることができていない側面が自分にはあります。ノンバイナリー的というか、あんまり「男性」「女性」といった枠組みに当てはめて見ていないので、そういったところでモヤモヤされている方もいるとは思うんですが、そういった観点からは見ることが私自身できていないので、その辺りのことは省かせていただきます。ご了承ください。

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9/6、もう少し具体的に書いてみます。

私自身は、MVが「男女の恋愛」にしてあることで、この楽曲の表現が狭まったとは微塵も思っていません。

それはなぜなのかを自分で深掘りしてみたんですが、「男女の恋愛」はあらゆる関係性を内包している、大元になると考えているからだと思いました。

 

理由は、話が大きくなるんですが歴史で人類が誕生してから今日まで「男女の恋愛(性愛)」無くして生まれてきた人は誰もいないし、あらゆる関係性はまず「あなた」と「わたし」から始まっていて、その誰かが存在しないことには関係も何もないと思っているからです。そしてその誰かが誕生するには「男女の恋愛(性愛)」が必ず必要であるから、普通だけど“普遍”なのだと考えています。

 

そういった点から見ると、あらゆる関係性は「男女の恋愛」から始まっていると思うので、全ての関係性を内包している、大元になっていると言えるのではないかと思います。

老若男女問わず、男性同士でも女性同士でも男(女)女(男)関係でも、“人間関係”として捉えているのだと思いました。

ーーーーーーここまで

実を言うと、これを書いた後にMVを見てみたら見方が少し変わりました。表現が狭まったとは思ってなかったつもりでしたが、やっぱりそういう風に少し感じていたのかなと思ったりしました。ちゃんと言葉にして書いて良かったです。

 

そして色んな方の「がらくた」MVの感想を見ていて「男女の恋愛」を忌避するような感想が結構多く見られたんですけど、なんでそうなってしまうんだろうなぁということを考えていて、一つには人をキャラクター化して見ることがあげられるのかなと思いました。

 

そして「キャラクター」って何だろう?と意味を調べると

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物語や作品に登場する登場人物や、企業のマスコットなど、独自の性格や特徴を持つ架空の人物や生物を指す言葉である。 また、キャラクターはその外見や性格、背景などの要素によって魅力を持ち、視聴者や読者に感情移入や共感を促す役割を果たす。

ーーーーーーここまで

とありました。まあ基本的に「架空の人物」であり、“それ単独で成立するもの”だよなという見方をしました。作品や物語によっては必要に応じて両親や親戚、祖父母なども登場してくると思うんですけど、それはこのキャラとこのキャラはこういう関係であるという設定になっているだけで、すごいドライな見方をすると人間のように血のつながりがあるといってもそれはそういう設定になっているだけとも言えるし、各キャラクターは“単独で成立するもの”なんですよね。その関係性は物語のため作品のために必要なものであるという“物語/作品/企画ありき”なだけで、人間のように“存在ありき”ではないということではない、と考えました。

 

物語や作品は二次創作も含めてそうやって楽しむものだしそれ自体は悪いことではないと思うんですけど、それが主流になってしまったことで、その楽しみ方を人にも当てはめてしまって、推しとかそういった対象が自分が考える物語や関係性から外れてしまうと不満が出てしまう、ということになってしまっているのかなと思ったりしました。私も漫画とかすごい大好きなのでそういう風に見てしまうのは気をつけたいなと思いましたが。

 

そしてそこから、出演の2人がなせ“二世”の方々でなければならなかったかというと、“キャラクター”ではなくて“人間”なんだよってことを言いたかったのかなということを思いました。お二人が二世だということに思い至った時、私は泣けてきてしまったのですが。

 

具体的には

石橋静河のプロフィール(身長、生年月日、出身地 など) | ORICON NEWS

寛一郎のプロフィール(身長、生年月日、出身地 など) | ORICON NEWS

こちらのプロフィールを見ると書いてあるんですが、

石橋静河さん、
父は俳優の石橋凌、母は俳優の原田美枝子
寛一郎さん、
祖父は俳優の故・三國連太郎、父は俳優の佐藤浩一。

です。

 

説教くさくなってしまいましたが、本当に気をつけようと思いました。

終わり。