旅行で、前から行きたかった「軽井沢千住博美術館」に行ってきました。
この美術館を知ったのは、日曜日の朝8時からやっている「フランス人がときめいた日本の美術館」セレクトという番組でした。割と毎週楽しみに見てますが、ホントに色んな美術館が紹介されていて面白いです。
この方の代表的なモチーフは「滝」で、そのモチーフの誕生から「ウォーターフォール」というシリーズや様々な表現の展示がたくさんありました。
直に見てみると、不思議な感じがしてずっと見ていたくなるような何かがありました。
絵だから止まっているはずなのに、ナニカが流れているような…。
解説によると、それは「時間の概念」が表現されているからだということが書いてありました。多分私が感じたこともそうなんだろうけど、今いち自分の中で上手く結びつきませんでした。
The Fall roomと名付けられた展示室で、壁一面に「滝・ウォーターフォール」が展示されていて、昼と夜が交互に表現されているような照明の中で、「龍神I・II」という作品を見てきました。
水流の表現に用いた塗料を蛍光塗料に変えたことで、暗室で紫外線を当てると青白い蛍光色を発し、見る者に宇宙的な印象を与えます、と解説には書いてありましたが、私の場合、夜の照明になると(多分ここで紫外線を当てていると思われる)滝の白い部分よりも、黒い所、何も書かれていない部分が気になってしまいました。
「闇」が余計に浮き彫りになっている、みたいな感じ?が…(笑)
見る所が違う気もしますけど…まぁいっか。
「滝」以外では「星の降る夜に」という連作が気に入って、絵本になっていたのでそれを買ってきました。
「星空」がモチーフになっているのですが、森の中に住んでいた子鹿が流れ星を追いかけて、見知らぬ世界(人間が住む街並み)に迷い込み、また森の中に戻るという物語が、絵のみで表現されている絵本です。
あんまり美術館などに行っても、本になっているものまで買うことはないのですが(あとは大好きなトーマスマックナイトさんの画集を持っているくらいで)
これは買って満足満足でした。
終わり。