現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

米津玄師、「WOODEN DOLL」MVの解釈と考察と歌詞の感想2

2021/01/16、WOODEN DOLLの謎、あの5人は何処に行ったのか?を追加。 

 

そういえば、「WOODEN DOLL」のMVの解釈と考察をしていなかったなと思い、今回はそれを書いていきます。

 

youtu.be

歌詞の意味はそのままの意味を受け取ればいいと思っているので、今回は映像から100%です。

 

私的には、この場所は心象風景というか人の頭の中みたいに思っていて、出てくるのは、「猜疑・不満・嫉妬・自己防衛・差別・優越感・傲慢・自己保身」とかそういった者たちで、米津さんが「自我」なのかなと思いました。

イメージとしては、ディズニーの「インサイドヘッド」という映画がありますが、そんな感じです。

 

タイトルになっている「WOODEN DOLL」を直訳すると『木の人形』ですが、
木偶の坊という意味もあります。

木偶の坊とは『人形。あやつり人形。でく。 役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。また、そのような人をののしっていう語。』という意味があります。

 

最初の方で、米津さんが自分の思う適切な大きさのWOODEN DOLLを作っているのに対して、他の5人が作っているのはあまりにも大き過ぎるから燃やしにきた、って感じなのかなと思いました。

そう考えると、この作られた木の人形って「自意識・自画像」のことを表しているのかなとも考えました。

あと時系列が時間の順番通りではなくて、人形が燃えている映像が先に来てるのに、実際燃やしに来た映像は割と後っていうのも面白いなと思いました。

これで映像の解釈は終わりです(笑)

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2021/01/16追加。

久しぶりに見てみて…前から気になっていた、最後に「燃え盛る巨大なWOODEN DOLLを後ろに歌う米津さんを前に、カメラの人?が意識が飛んでいくような?終わり方」が気になっていたんですけど、なんかちょっと…確証を得た感じがするので追加で書こうかなと思います。

 

題して、燃え始めてからの、WOODEN DOLLを作っていた5人は何処に行ったのか?です。まあ結論から言うと、燃え始めてからの「米津さんを見ている目線」が…その5人の目線なんだろうな思いました。

 

この5人は、米津さんが燃やしにきたのを止める気配が全く見られなかったので、彼らには米津さんが見えていない仕様になっているのかなと思ったりしました。そして、一生懸命作ったWOODEN DOLLが「突然燃え始めた」のに全く消火活動をしない理由は、上記の解釈ありきになってしまうのですが、

>この作られた木の人形って「自意識・自画像」のことを表しているのかなと考えた

 

彼らが自我を離れて?「存在できている」のは、この巨大なWOODEN DOLLができたからで、自我である米津さんが作り始めたことに連動して、この人たちも出てきて作り始めているので、このWOODEN DOLLが燃やされることによって、彼らも存在できないことになって、次々と消えていったのかなと考えました。

 

何で次々と消えていった、と言えるのかというと、ギターをかき鳴らして歌っている米津さんを見ているカメラが時々ボヤけるんですけど…数えるとそれが最後も含めて、5回っぽいなぁ〜…みたいな、ことに気づいてしまいまして…。マジかよって思いました。

 

映像にはなってないけど、歌っている米津さんの前には、実は死屍累々としている5人が倒れたり動けなくなったりしているのかなぁ、絵的に猟奇的っぽいなぁどうなんだろうと思ってちょっと書けなかったんですけど、ボヤけるのが一人一人消えていっている合図なんじゃないか?と気付いて、書かずにはいられなくなってしまいました。面白すぎる……。

ついでに、私がカメラがボヤけていると感じた箇所は、

1:27、2:14、2:57、3:23、4:09です。

最後まで残ったのは、最後の方まで映っていたあの女の子だろうと思いました。ちょっとそこは力説したいところです。

考えすぎかもしれないですけど、そう考えた方が…面白いので…(笑)

 

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あと、歌詞の感想で前に書いた「自分嫌いのあなたを愛する僕」以外の所で刺さったところを書いていきます。

 

>いつだってそうだ 心臓の奥で 誰彼彼も見下しては
>見下される恐ろしさに 苛まれて動けずに

の部分は、笑えたあとに泣けてきました。そうそうホントそんな感じ〜みたいな(苦笑)

 

>もう、黙り込んだ方がお得だ 否定されるくらいなら
>その内に気づくんだ 何も言えない自分に

そうそうこれもよくやってましたね〜。そんで溜まりに溜まってきて爆発して自己嫌悪に陥って、っていうことの繰り返しでしたね。

 

前回書いたマウンティングの話にも繋がりますけど、私の運命の相手のことをぶっちゃけていうと、超エリートといっても過言じゃないくらいで、何でそんな人が私のことを?とだいぶ慣れてきた今でも思うんですけどね。

私との縁起の経緯を知って納得はできるんですけど、感情がついていかないところもあって、正直マウンティングの材料が1つ増えるだけやん、みたいに感じている部分もあります。

でもそんな風に思っているのでは申し訳ないので、自分の出来る部分をちゃんと肯定することを、この楽曲に勇気をもらいながらやっていこうと思いました。

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あと…書こうかどうしようか迷ってたんですが、自分の発達障害の特性とも言えると思う部分で、歌詞の意味がよくわからない所があったりしてます。

>痛みを呪うのをやめろとは言わないよ
>それはもうあなたの一部だろ

の部分です。「痛み」とそれを「呪う」ことと、「それはあなたの一部」が繋がっていなくて???と思っていたりもしてました。自覚してないだけで無意識に繋がっているのかもしれないけど。

別に書かなくてもいいことかもしれないですが、一応覚え書き程度に残しておこうと思いました。

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終わり。