現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

【閲覧注意】谷山浩子さん特集2

4/4、不眠の力の歌詞や感想?を追加。

ゆえのです。

読んで頂いてありがとうございます。

 

前回の記事「アダルトチルドレン再燃」の続きみたいなものですが、再燃してからまた谷山浩子さんの曲を聴くようになったので、元々好きではあるけど今はこれが気になる曲を紹介していきます。続きみたいなものなので【閲覧注意】も付けてます。

 

1曲め。悪魔の絵本の歌。

youtu.be

この曲は今かなり聴いてます。

歌詞を載せておきます。独断で各番の終わりに(w)を付けてます。実際のウェブページの歌詞には付いてないです。

ーーーーーー

まずはひとつめの物語 タマゴの タマゴの
割れて こなごなの 片想い 誰も もとにもどせない
これは あなたのことよ そうよ あなたの あなたの
平気な顔してもダメよ ぜんぶほんとのことよ
割れてくだけたきみの心 きれいな黄色の絵の具で
描いてあげるわ消えないように わくわく悪魔の絵本にw

そしてふたつめの物語 ピアノの ピアノの
音が狂って歌えないの 誰ももとにもどせない
これも あなたのことよ そうよ あなたの あなたの
歌えるふりしてもダメよ ぜんぶほんとのことよ
誰もきかないあなたの声 すてきなピンクの絵の具で
描いてあげるわ消えないように わくわく悪魔の絵本にw

そしてみっつめの物語 くつした くつした
とても汚れて穴があいてる 誰ももとにもどせない
これもあなたのことを そうよ あなたの あなたの
ポイと捨てられて それきりよ ぜんぶほんとのことよ
見るも哀れなその姿を あかるいブルーの絵の具で
描いてあげるわ消えないように わくわく悪魔の絵本にw

そしてお別れの物語 描くのはあなたよ
絵の具はあざやかな赤い色 白いページの上に
いやがるあなたのその指が 絵筆を握れば
ほら たちまちぬりつぶしてる あなたの胸の中を

ーーーーーーここまで

何でこの曲が気になっているのか潜在意識に聞いてみたら、「今頃になってまた再燃するんだったら、もういっそのこと一度めちゃくちゃに潰しちゃえ♪」ということでした…。あなたが悪魔ですね…。

 

理屈的には、前に映画「藁の楯」の時も引用した「3」によって消尽するリズムと同じ原理なんだろうなと思いました。

ーーーーーー

序破急にも行き着く先があります。
「結」に相当するもの、しかし4相目ではない彼方。
それは「斬新」なのです。
これは、ある意味、停止、破滅をも意味します(歌舞伎用語)。
これが、美学により滅びる、ということです。
これは、本望です。

ーーーーここまで

この曲は別に序破急という訳ではないですが。

破壊と再生という意味です。最後にキラキラな音もあるし、ということでw

 

 これ以降は歌詞は載せません。あしからず。

 

2曲め。不眠の力。

youtu.be

*****

4/4追加。

歌詞ーーーーーー

恋する人は眠れない 恋する人は眠れない

真夜中に 天井をとおして星を見る
星はわたしの瞳の レンズに降りてくる
それは世にも恐ろしい 星座のかたち
それは世にも恐ろしい 殺戮の暗号

恋する人は眠れない 恋する人は眠れない

明け方に彼の家のまわり 5キロ四方
いちめんの砂漠になる 人は死に絶える
鳥も獣も魚も 水も緑も
干涸びて崩れ落ちる 砂はサラサラと

そして砂漠はさらに ひろがりつづける
消える街 渇れる海

やがて彼の美しい 死骸の上に
自由になった わたしの心がかがみこむ
一度だけのくちづけの 夢をかなえるため
すべては死んだ わたしのすべては死に絶えた

誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを
眠れぬかぎり砂漠は どこまでもひろがる
誰かわたしに眠りを 安らかな眠りを
眠れぬかぎり世界は やがて廃墟になる

たとえ宇宙を滅ぼす力を手にしても
あなたにとどかない 想いはとどかない
大きく開いたままの目に 星座は焦げつき
瞳の黒いガラスが 静かにひび割れる

ーーーーーーここまで

ベストアルバム『白と黒」のライナーノーツには、「恋の破壊的側面を歌いたい願望が強かった」と書いてありました。

前に米津さんの楽曲「春雷」の考察動画で、「恋」と「愛」の違いを解説されている部分があって、「恋」とは「恋ふ」=人に対して物を与えてくれるよう求めたり、何かをしてくれるよう願う意味の「乞う(こう)」と同義、と語源由来辞典から引用されているのを見たりしました。

私の場合、上の「悪魔の絵本の歌」の中にも出てくる「片思い」やこの歌で歌われる「恋」の意味は“親への思慕”の要素が強いです。

サロメ」というオペラや戯曲の題材になっている物語があって、

抜き書きーーーーーー

イギリスの作家 O.ワイルドの戯曲。 1893年刊。フランス語で書かれ,作者の友人 A.ダグラスによって英訳 (1894) された。聖書の物語に材をとる。ユダヤの王妃エロディアスには,最初の結婚によってもうけた娘サロメがいる。サロメは王に捕えられている預言者カナーンを恋しているが,ヨカナーンは彼女を拒む。サロメは王の求めに応じて踊り,褒美にヨカナーンの首を所望する。何でも望むものを与えると約束していた王は,やむなくサロメの願いを聞き届ける。サロメは首を持って踊り狂い,王の命令を受けた兵士たちに殺害される。耽美的な倒錯趣味と華麗な修辞によって有名。

 ーーーーーーここまで

ヨナカーンの首を銀の皿に乗せてサロメは口づけをした、という逸話が有名でそれくらいしか知らないのですが、私は「母親」の首をその銀の皿に乗せた妄想をしたこともあります。気持ち悪いと思われるとは思うんですけど、そのくらいの思いを向けても応えてもらえなかったという想いはあります。

*****

 

感想ですが、サビのところのコーラスとの兼ね合いというのか、主旋律は音程が下がっているのにコーラスでは上がっているところがとても綺麗で好きです。

 

3曲め。会いたくて。

youtu.be

感想。

間奏のオカリナの音色がとても綺麗で好きです。あと曲じゃなくて動画の感想になるけど、絵のチョイスが秀逸過ぎます。絵はきたのじゅんこさんという方のものです。

 

4曲め。海の時間。

youtu.be

感想。

とても壮大な物語を感じさせます。ツインレイの話になりますが、ツインレイは恋愛じゃないということも聞きますが、もしそういうものがあるならこの曲のような感じなんだろうと思いました。

 

そして最後として、米津さんの楽曲「アンビリーバーズ」を置いてぐるぐるさせてます。

過去記事から。

【閲覧注意】米津玄師、楽曲「アンビリーバーズ」MVの解釈と考察 - 現実と妄想のはざま(改)

 

終わり。