現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

【閲覧注意】本当は怖い?米津玄師「Blue Jasmine」の歌詞解釈と考察

ごきげんよう、ゆえのです。

読んで頂いてありがとうございます。

 

前回の記事を書いてから、「Flowerwall」と「雨の街路に夜行虫」と「Blue Jasmine」をプレイリストにして聴きまくっていたんですけど…前々から気になっていた「Blue Jasmine」のとある歌詞の解釈と題名の意味とか、登場人物は主人公の“僕”と“あなた”の2人なんだけど、途中で“あなた”の名称が“君”に変わっているのは何故なのか?とかの解釈が色々繋がって、記事にできそうな感じになったので、今回はそれを書いていくことにします。

米津さんの楽曲の中でも甘々ラブソングとして名高い「Blue Jasmine」ですが…ホントは怖いかも?みたいな解釈になってしまったので、【閲覧注意】を付けました。私独自の解釈なのでこれが正解という訳ではありません。

 

今回は楽曲全体を貫く軸と言えるような軸はないんですが、しいて上げるなら題名の「Blue Jasmine」からで、直訳すると「青いジャスミン」で、調べてみたらモクセイ科ソケイ属の青花品種らしいのですが、実際には存在しない花なんだそうです。そこからのキーワードとして「存在しない」の言葉を挙げておきます。

 

そして、「Blue Jasmine」の最大の謎とも言えるかもしれない

>途中で“あなた”の名称が“君”に変わっているのは何故なのか?

ですが、結論から先に書くと、

“あなた”は曲の途中で亡くなっている?から“君”に変わったのではないかと考えました。前々から気になっていた「Blue Jasmine」のとある歌詞の解釈と照らし合わせて考察すると、ですが。

該当する歌詞の部分はあとで説明しますが、とにかくお相手の“あなた”が主人公である“僕”から離れている状態になっているみたいに受け取れまして、別れた?とも考えたんですけど、主人公の想いの強さ…を考えるとそれはちょっとあり得ない感じがして(離さないだろ、と)それなら「亡くなった」としか思えなくて、そう解釈しました。

 

該当の歌詞の部分以外は特に解釈の必要も特にないだろと思ったので、該当箇所だけ解釈を書いていきます。公式のMV等はないので歌詞のみで解釈と考察をしています。

 

引用元https://j-lyric.net/artist/a0579b7/l037d11.html

「Blue Jasmine」歌詞ーーーーーー

1、

あなたの思い出話を聞く度 強く感じているんだよ
僕はその過去一つ残らず 全てと生きていると

差し出したジャスミンのお茶でさえ 泣き出しそうな顔をして
戸惑いながら口を付けた あなたを知っているよ

沢山の道を選べるほど 上手には生きられなかったけど
心も体も覚えている あなたとなら生きていられる

これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと
となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ
キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう
全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ

2、

昼間の星みたいに隠れて 今は見えないとしても
幸せなんてのはどこにでも 転がり落ちていた

眠るあなたの瞼の上 流れる睫毛を見ている
僕は気づく これからの日々が幸せだってこと

誰とでも仲良く出来るほど まともには心開けなくて
でもあなたなら話せることを あなたの為に用意していた

ーーーーーー

 

前々から気になっていた該当する歌詞の部分は2番のサビ部分です。

ーーーーーー

寂しくってしかたがなくなって それさえ隠せなくなって
あなたの声が聞きたかった あの夜をまだ覚えているんだ
これからも同じ夜を いくつも繰り返すんだろう

ーーーーーー

それまでの幸せな描写から一変して、“あなた”が側にいない、声が聞けない状態になっている描写が書かれています。そして「これからも同じ夜をいくつも繰り返すんだろう」という歌詞を考えてみると、“あなた”が側にいない声が聞けない「夜」がこれからも続くことを意味しているようにしか聞こえなくて、ですねぇ…。「あの夜」というのが亡くなった日のことを指しているのではないかと考えました。

そして、この後の歌詞で初めて“君”の名称が出てくるんですけど、“君=存在しないあなた”という風に考えました。

ーーーーーー
その度に僕は確かめる 君を愛してると

ーーーーーー

 

そして間奏に入るんですけど、それまで曲の初めからずっとリズムを刻み続けていた音が手?のラップの音になってるんですよね。それまではドラムの音だったのに…。

私結構この時の感じが好きなんですが、この解釈を思いついてからなんか心臓の音みたいだなと思ったりしました。実際はこんなに早くないんですが、“存在しない”心臓の音を指しているみたいで。

ーーーーーー

差し出したお茶を美味しそうに飲む 君のその笑顔が
明日も明後日もそのまた先も 変わらなければいい

ーーーーーー

つまり、“君”は、主人公の中にしか“存在しないあなた”を指していて、ぶっちゃけ言うとここの歌詞で描かれている「差し出したお茶を美味しそうに飲む 君のその笑顔」は主人公の幻想でしかない、ということです。

手のラップ音のリズムはこの大サビのところでもずっと鳴っていて、次のサビ前のギター?の音の最後に伸ばしてる一音のところだけ鳴ってないんですよね…。1番の同じサビ前でも鳴ってないんだけど…なんか違う意味に受け取れるなとか思ったりしました。音楽的な所はよくわからないけど。

 

ーーーーーー

これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと
となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ
キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう
全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ

ーーーーーー

このサビは1番の歌詞の繰り返しなんですが、この解釈で考えると最後の行の意味合いがまっっったく変わってくるんですよね…。

「全てなくしてもなくならないものを見つけたんだ」

 

ーーーーーー

いつでも僕は確かめる “君”を愛してると

ーーーーーーここまで

 

という解釈になりました。米津さんも当時のインタビューなどで「この曲は完全なるフィクションだ」と言っていましたので、この解釈もフィクションでお願いします。

終わり。