現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

自分の発達障害の特性の話

ごきげんよう、ゆえのです。

読んで頂いてありがとうございます。

最近職場で発達障害の特性が出ているような気がして、下記の本を読んでいます。

 

 

ぶっちゃけて書くと、今まで長年派遣社員で製造業の現場作業員で働いてきたんですけど、今回入った職場は今までやってきていた現場作業員の仕事とは様子が違っていることが最近になってやっと分かってきました。

 

基本的にはピッキングピッキングとは、必要な品物を集める(ピックアップする)仕事のこと)兼目視検査の仕事だと思ったんですけど、やり終わったものをある場所からある場所へ運ぶことも追加されて、次の工程でセットで揃えて持ってきた物が不良で抜けたりするので、それを管理するようなこともやらないといけないらしいことが分かってきて、運ぶ仕事までは分かるけどその後の工程での抜けの管理までなんで私がしないといけないのかが理解できなくて、ちょっと一悶着あったりしました。

要は製造業の現場作業の体をなしているけど実際には事務仕事というか、周りが動きやすいように調整する仕事も(明文化されてないけど)含まれていた、ということが分かってきて、今までの仕事では各個人がやるべき仕事は明確になっていたので、今まではそういうことで困ったことはほぼ無かったんですよね…。

 

人間関係で困らないための本の方に書いてあったんですが、

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一般的に日本の企業では、部署による仕事の区別はあるものの個々の仕事についての明確な線引きがない場合が多い。状況に応じて管理者や対応する社員を配置したり、あるいは現場の社員が気を利かせたり連携したりで対応する。

ところがASDがあると、他者に注意が向きにくい。同じ職場でも同僚がどう動いているのかに無頓着なため、ここから学ぶことができない。

ーーーーーーここまで

ということをこの年齢になって、初めて体験した感じになってます…。今までの職場って発達障害にはとてつもなく有効な環境だったというのがよく分かりました。

 

そういうのが分かった以上、この今の職場で働き続けることは無理なので、契約更新満了をもって辞めようと思っています。

 

あと、自分の狭量さにビックリしたというか、ピッキングの対象となる物が数多くあるのでそれだけで脳の容量がいっぱいになってしまって、上記で書いたことなんて意識しにくくなっていて、結構ミスも連発してしまってて、今の職場で続けていたら自分が嫌いになりそうで、とっととやめようと思いました。

まあ仕方ないんだけど、ここまで発達障害の特性を突きつけられることが今までなかったので(気づかなかっただけですが)いい機会だからちゃんと自分を卑下することなくちゃんと腑に落としておこうと思います。

 

かなり前に、発達障害の方のブログで役にたつ記事を読んでいたんですが、

発達障害の子供が成長するために必要不可欠なこと。子供と常に会話して情報交換すること。会話例。 | スカイのブログ

やっとそういうことか〜と思いました。

抜き書きーーーーーー
発達障害の子供を育てる中で、一番必要だったなと思う事は、「子供とは常に会話して情報交換をすること」です。

発達障害の子供が、いろんな「世の中について」の知識を積んでいくには、誰かに説明してもらう必要があります。学校では全く不十分であり、友だちもそんなことは当たり前のようにわかっているので説明してくれません。そうすると、情報を与えてくれるのは親か、親族の同じ思考の人間しかいません。


発達障害の人間だからこそ、わかることがあります。私達は、生まれながらにして「視野が狭い」です。定型一般の人が見て学べるのは、180℃ぐらいの視野があり、その広い視野から見える動きや変化を刺激として、「なんだろう」「どうしてだろう」と思う事ができるのでしょう。ですが、私達は精神世界に自閉して生きているため、実際の視界は「考えている最中はゼロ」になることも多く、またちゃんと見ているようで「頭の中にいるので、目を開きながらも閉じている」状態であることも多いです。そして、本当に一生懸命見ている時でも、視野は30℃ぐらいが限度じゃないでしょうか。狭い視野で、キョロキョロしながら周囲を見渡している感じです。
ーーーーーーここまで

終わり。