12/30、ちょっと変更。。
更新する曜日ではないんですけど、書きたくなったので書いていきます。
記事が前後するのですが、好きな映画の解釈と考察を2作品書いてみて、共通するものがあることに気がつきました。
「影響を受けてそういう行動を取った」ということ、です。
そして、それに気づいてから嵐の「カイト」の曲が頭の中でぐるぐるして止まらなくなりました。
NHK2020ソング 「カイト」 スペシャルムービー - YouTube
1年前に確か紅白で聴いて以来思い出すこともなかったんですが、潜在意識ではちゃんと覚えているもんなんですねぇ。
こちらも米津さん作詞作曲ということなので、感想を書いていきたいと思います。
改めてちゃんと歌詞も踏まえて聴いてみると、米津節満載だなと思いました。米津さんが作詞してるんだから当たり前なんですけど(すみません)
この「カイト」に関する色々な記事を読んでみましたが、読んだ記事の中で「ループ」という言葉が気になったので、その点から自分でも考察してみようと思いましした。
ちなみに「カイト」の意味は、洋凧、です。空に上がる「凧」のことです。
歌詞掲載ーーーーーー
小さな頃に見た 高く飛んでいくカイト
離さないよう ぎゅっと強く 握りしめていた糸
憧れた未来は 一番星の側に
そこから何が見えるのか ずっと知りたかった
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ここで「カイト」が何を指すのかを考えると、オリンピックを踏まえた楽曲ということらしいのでそれを前提として解釈するなら、「オリンピックに出場した選手たちの姿」なのかなと考えました。
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母は言った「泣かないで」と
父は言った「逃げていい」と
その度にやまない夢と
空の青さを知っていく
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そのオリンピックに出場した選手に憧れて夢を持ち、努力するけれどもなかなか思うようにはならなくて、それが「空の青さ」という言葉で表現されているのだろうと思いました。
ついでに書くと、「空の青さ」とは“空の高さ”を表していて、目標としているものが今の自分では手が届かないほどの高みにある、ということとかけているのだと思いました。 “際限がなく天まで突き抜けている”というイメージで、「青天井」という言葉もあります。
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風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
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ここの部分は、それでもあの時に憧れた選手たちの姿に励まされながら、自分が選んだ道を歩んでいくことをやめない決意の表れのように思えました。
ちなみに、凧は強い風がなければ上がりませんので、ここでの「風が吹けば」というのは、自分を応援してくれている人たちの思いを指すのではないかと考えました。
「歌が流れる」というのは、それによってエネルギーをもらえるということになり、それが「追い風」になっていくのではないかと考えました。
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小さな頃に見た 大きな羽のカイト
思い出よりとても古く 小さい姿でいた
憧れた未来は いつもの右ポケットに
誰も知らない物語を 密かに忍ばせて
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そして時が経って成長して、少しずつ結果も出せていけるようになった頃、憧れた選手たちに会った時のことを描いているように思えました。
「誰も知らない物語」とは、最初に書いたような「影響を受けて行動した」自分だけが知っている物語のような感じがしました。
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友は言った「忘れない」と
あなたは言った「愛してる」と
些細な傷に宿るもの
聞こえて来る どこからか
風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
嵐の中をかき分けていく小さなカイトよ
悲しみを越えてどこまでも行こう
そして帰ろう その糸の繋がった先まで
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「嵐」というのは、風は追い風ばかりではないということを指し、
「小さなカイト」とは自分自身のことで、ひょっとしたら最初に憧れていた選手たちを追い越してしまったとかそういうことを描いていて、それでも最初に影響を受けた「憧れ」は消えない、ということを指しているのかなと思いました。
そして、最初の「カイト」の立場に今度は自分がなり、影響を与える側になって「ループ」していく、というのが全体の色調になっているように思えました。
そういう意味で言うなら、「糸」はルーツということになるなとも考えました。
ちなみに、“ルーツ”の意味は「始まり」。物事が始まった大元という意味です。
>嵐の中をかき分けていく小さなカイトよ
>悲しみを越えてどこまでも行こう
>そして帰ろう その糸の繋がった先まで
ここの部分は、何度聴いても鳥肌が立ちます。
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風が吹けば 歌が流れる 口ずさもう 彼方へ向けて
君の夢よ 叶えと願う 溢れ出す ラル ラリ ラ
ーーーーここまで
なので、この曲の全体の色調は「憧れから受けた影響」だと思いました。
それを表現するのに「凧」という素材を使うセンスよ!って感じですよ…。
もぉ〜ホントに、大好きな曲の1つになりました。
終わり。