現実と幻想のはざま(三改)

日々の中で色々刺激を受けて思ったことや感じたことなどを書いています。あと米津玄師の楽曲MVの解釈と考察など。

【閲覧注意】娯楽提供者と娯楽享受者の攻防、前編

、前編ごきげんよう、ゆえのです。

読んで頂いてありがとうございます。

 

ブログ名を変えたらもう少し更新できるかなと思ったんですけど…なかなか筆が進まず。書こうと思っているのが映画「すずめの戸締り」の感想とか、誠実さと正直の違いの話とかあるんだけど。

とりあえず年内にこれは書いておこうと思ったので書いていきます。

 

実質、2021年の7月に書いた記事の続きみたいなものです。

「エンタメが死んでいかないようにするには」から考えたこと - 現実と幻想のはざま(三改)

この記事の中で「芸能人の人たちは弱い存在」だというようなことを書いたことがありました。実を言うと、それとは逆説的に「強い存在でもある」ということも書きたかったんですけど、なんかどう説明すればどういう言葉で書けばそれが伝えられるのかが分からなくて、半端な気持ちで書くとちょっと危険だなとも感じたので、据え置いていました。

 

そして今年の9月に下記のツイートを読んで、ようやく言葉を見つけることができた気がしました。それが題名にも書いた「娯楽提供者と娯楽享受者の攻防」ということになります。

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このツイートの
>この人達が「容姿が美しい」「見られるのが仕事」という理由で「人間として扱われない事がある」のはやはり不気味だな、と思った。
の部分で、「人間として扱われない事がある」のはそれが理由ではない、と私は感じました。

芸能人やスポーツ選手や「娯楽を提供できる人たち」のことを、それを受けて楽しむ人たち(私含め)は無意識的に「娯楽提供者」として上に見ている、立場的には上下関係になっているんじゃないかと感じました

「娯楽提供者」として見ることでそれを享受している人たちからしてみたら「同じ人間とは思えなくなる」のだろうし、それを提供できるというのはやはり人として「強い存在」といえるのではないかと思うんですよね。

だからこそ娯楽を提供できない側からしてみたら、無意識的な羨望と嫉妬の対象になりうるのだと思うし、その強さゆえに周りから弱くさせられるということもあり得るのではないかと考えました。だから「普通の人間として扱われない事がある」ということも起きるのだと考えました。普通の人間、一般人ってのは大体「娯楽享受者」側に立つと思うからです。

 

娯楽とは何かの意味を調べると、「一般に人間の心を楽しませ慰める活動をさす」とありました。

そして「娯楽享受者」にも大雑把に分けると2種類あって、1つは娯楽提供者と共に娯楽を提供する立ち位置にいる人たち、まあいわば元々の娯楽提供者の提供するモノを広める拡げる役割の人たちです。

この人たちは娯楽を提供する側に立っているけど、実は源となる娯楽提供者の享受者でもあるわけです。

音楽で言うなら、アーティストの人たちが源となる娯楽提供者でレコード会社の人たちがその中間地点の娯楽提供者側に立つ娯楽享受者といった具合です。

 

私はそういう業界にいたこともないし、業界内の事情等も全然知らないのでその苦労なども全然分からないんですけども、サブスク等の源の娯楽提供者に還元され金の安さなどを考えてみると、享受し過ぎなんじゃないの?源の娯楽提供者」がその強さゆえに周りから弱くさせられるということが透けて見える気がしました。そういう面ばかりではないとも思いますけど。

 

ピラミッド型で考えるとよく理解できると思うんですけど 大まかに3つに分けて、ピラミッドの頂点に立っているのが音楽で言うならアーティストの人たち「源の娯楽提供者」でその下が中間の「娯楽享受者でありながら娯楽提供の側に立つ」人たちで、その下が普通の「完全な娯楽享受者」の人たちといった具合です。

そして、、本来なら「源の娯楽提供者」が自分が持っているあるいは作ったものの「何をどれだけ」娯楽として提供するかを決められる立ち位置にあると思うんけど、そこらへんの境界線も曖昧になっていて、娯楽享受者が望むものを娯楽提供者は与えてくれなきゃダメ、みたいなそういう流れになってしまっているんだろうなと感じたりもしています。

そんな単純な話ではないとは思うんですけど、正直ある程度?名が知られている人や売れている人を対象にしてそれを前提として話しているので。

 

そしてその「源の娯楽提供者」の存在自体が「娯楽化」されていくのだろうなということを考えました。

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私のiPad miniが古いからかこの後の文章を書きにくくなっているので、前編後編に分けます。