5/5、言葉について追記。
ゆえのです。
いつも読んで頂いてありがとうございます。
本日3月10日は米津さんの誕生日だそうで、ちょうど更新曜日と重なったのでお祝いしたいと思います。
米津玄師さん、30歳のお誕生日おめでとうございます🎉🎁🎂🎊㊗️
そしてこれだけだとちょっと寂しいかなと思ったので、最近得た情報を元にとある言葉を述べたいと思いました。お祝いのメッセージには程遠くなるかもしれませんが(汗)
こんなお祝いの日に、そんなシリアスなことを書かんでも…とも思ったんですけど、逆に今日書かんでいつ書く!というのもあって…葛藤してますが書いていきます。
長文です。
約5日ほど前に、楽曲「Lemon」に入っている「ウェッ」という謎の音が、実は「wait=待って」という意味ではないか?という情報を読みました。
これは本当でしょうか。
私が見たのはYouTubeでのコメント欄でしたが、ツイッターでどなたかが発言しているものや考察として少し触れているページも見ました。
米津さんが言った、という記述は見られないので真偽は定かではありませんが、「Lemon」という楽曲の性質上、「wait=待って、逝かないで」という意味に受け取る方が適切だなとも考えました。
米津玄師「Lemon」で聞こえる「ウェッ(ウェ)」の意味は?どこ?ハイヒールの謎, PV逆再生説も徹底まとめ解説! | Yone-Fan!
上記のページで米津さんが「ウェッ」について語っている内容を抜き書きします。
ーーーーーー
野木:もう頭の中に、その音が必要だったっていう…
米津:はい。なんかもう…これはホントに自分の中で重要な音であって、あるのとないのとでは全然こう…意味合いが変わってくる感じがあって自分の頭の中で。それが何故なのかって言われたら正直自分でもわかんないんですけど。ホントに重要な音だと俺は思ってますね。
ーーーーーーここまで
文中で言っている「これは自分にとってホントに重要な音」とは、Lemonの製作途中でおじいさんを亡くされていることと関係するのではないか、ということを考えました。
そうすると、「wait=待って、いかないでおじいちゃん」という意味になるかと思いました。人の声のサンプリングとも上記のページで語っているのですが、YouTubeのコメント欄で「小さい子供の声」と書いている人もいました。
そういう意味では、米津さん自身でも気づいていなかった、自分の切実な願いからの小さな叫び声だったのではないのかと思いました。
そこまで考えて結構な衝撃を受けたんですが…3年も経っていて約6.5億回も世界中で聴かれているのにそのことを知る人がほとんどいないということと、その「小さな叫び声」が、ただの意味の分からない効果音、ネタ音としてしか聴いた人には受け取られていないということに、です。
よくよく考えてみれば、米津玄師ともあろうお人が、文脈的にもただの意味のない音を一つたりとも入れるワケがないんですけども……。
この情報を読むまで、私も全然気づきもしませんでした。
上記のことに対して米津さんがどう思いどう受け止めたのか、は発言されているのを見たことはないので知る由もありません。
そしてここからは、自分の悪い癖である“相手が言っていないことまで論理に含めて展開させてしまう”のが発動を開始するのですが。
論理考察その1。
以前の記事でこちらのページへリンクを貼らせて頂いたことがありました(件の記事は削除しました)
声が出せないのは米津玄師本人ではないか|wild orange|note
その中で、
>グラフを見ればわかるようにLemonが大ヒットした2018年から極端に投稿回数が減っている。
>これ以降、かつてのような辛辣な意見の発信や、リプ返しをほとんどしなくなり、仕事関連の告知とその引用RTがメインとなった。インスタグラムもブログも投稿回数が減っている。
>破竹の勢いで連続ヒットを飛ばし続けた米津は、その知名度と売上金額と反比例するように「声」が小さくなっていったのだ。
>米津から「声」を奪ったのは誰か?
という記述があります。(今頃になってこの話を蒸し返してしまうことを記事を書いた方には申し訳ないと思いますが)
「誰か?」ではなくて「何か?」ではないか、と考えました。
ーーーーーー
人と意思疎通みたいのが
とんでもなく下手くそで。
(中略)
あ、わかんねぇんだって、
完全に引いちゃって。。
意見をぶつけ合うみたいのが
全くできなくて。
ーーーーーーここまで
と、記事の1番最初に、“泣き笑いのように自身の過去を振り返った”言葉として書いてありますが、これの“再来”のようなことがこの時起きていたのではないかと考えました。
ちなみに、LemonのMV公開は2018/02/27です。
論理考察その2。
同年10月末に発売された楽曲「TEENAGE RIOT」の中に
>持て余して放り出した叫び声は 取るに足らない言葉ばかりが並ぶ蚤の市にまた並んで行く
>茶化されて汚されて恥辱の果て辿り着いた場所はどこだ
という歌詞があります。
>自身の「小さな叫び声」が、ただの意味の分からない効果音、ネタ音としてしか聴いた人には受け取られていないこと、
“の果てに辿り着いた場所”が「Lemonの山火事」と称されるもの、もしくは「ウェッの誤解(炎上)」だったのではないか、と。それ故に「バケツ一杯の水(例えば、それは違うという言葉)を持って呆然と立ち竦むような状態」にしかなれなかったのではないかと考えました。
故に、TEENAGE RIOTの歌詞の「あの時言えなかった三文字」は「チガウ」ではないかと推測しました。
つまり、「あの時」言えなかった三文字を「今」また言えない状態に陥ってしまった、ということです。
論理考察その3。
この考察を始めてから初めて「Flamingo」のMVを観ました。まともに聴いたのも初めてだったんですが。(上記のTEENAGE RIOTと同じA面1曲めです)
時系列的な感情や心情の流れを考えると、「Lemon」の次に発表されたご自身の楽曲「Flamingo」のMVが何故ああなったか、がちょっと見えてくる、というのか…実質どういう意図があるかは分かりませんが。
・なぜ着ている&使われている服やFlamingoの題名などの色が“ピンク”ではなく“赤”なのか。
・なぜ最初に足を引きずっているのか。最初から最後まで、ダンスシーン以外の箇所がどこか怪我をしているような、痛みを伴っている、傷を抱えているような状態とも思えるような表現なのか。
・何故、全体的に出口を探しているようで向かっているようで、結局出る訳でも近づいているのかすらも分からない、堂々巡りのような状態なのか。
・なぜ、“ただの意味の分からない効果音やネタ音”が多く導入されているのか。
から、ある意味「Lemonの山火事=ウェッの誤解(炎上)」に対するアンチテーゼ、という見方もできなくはないな、と考えました。歌詞からも、そう読もうと思えば読める箇所がいくつもあることからも推測しました。
他にも、・なぜフラミンゴだったのかというと…もう両脚では立っていられないくらい自分の居る場所が冷たく感じられたからではないか、とか考えようと思えばいくらでも出てきそうですが、この辺でやめておきます。
Flamingoで表したかったある種のみっともなさの中に、“そんなこと”で傷ついて血を流していたご自身が含まれていないことを祈ります。
自分が受けた、どんな悲しみや苦しみも喰らって音楽や表現に変換させて消化(昇華?)していく、というアーティストとしての矜持や責任感はとても素晴らしいと思いますが、音楽を作り続けていくだけでは、この時本当に伝わって欲しかったことは、到底正確には伝わらないのではないか…と考えました。
それは、言葉として発信しなければ誰にも理解されないことではないのか、とも思いました。
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5/5
後から読んでみて、この部分がいかにも言葉が万能であるかのような書き方をしてしまったなと感じました。決してそういうことはなく、発した言葉をどう受け取るのか決めるのは相手であり、言葉で発信しても正確に受け取られるかどうかは相手次第だと思うので、伝わるかどうかは分からないんですよね。
なんていうかこの記事を書いた時は、(発信してよ、そういう大事なことは)という気持ちが強くて、でも全てが今さらで、気持ちの行き場がどこにもないことに憤りを感じていたので、こういう表現になってしまった感じもしています。
今頃ですが、不快な気持ちになっていましたら申し訳ありません。
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この論理考察は私が勝手に推測、憶測したものであって、これまでに米津さんが何も言わなかったのだから、どんなにそのように思えてもこれは実質であるとは言えません。
真実かどうかは、米津さんのみが知ることで、それを表に出されない限り誰にも分からないことだと思います。
最近読んだ記事を紹介します。
私達は都合よく情報を切り取って、理解したいように解釈している | Books&Apps
この中で、自分への誠実さと相手への誠実さの話があります。
>「面接は面接官がみたい姿を面接の場で作れますかという確認作業でしかない」
>「そこで相手がみたくない現実を相手の事を考えずに言ってしまう人は逆に不誠実」
という記述を読んで、ひょっとして自分への誠実さをとると相手への不誠実さになって、相手への誠実さをとると自分への不誠実さになるのかなということを考えました。両立はできないものであるのか、時と場合に寄るのかもしれないとも思いました。
記事からの抜粋ですが、
ーーーーーー
>相手がみたいように見せてあげる。それがコミュニケーションのお作法である
*****
>相手が自分を気持ち良くみてくれるよう、こちらから整備してしまえばいいのだ。
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>つまり情報の置き方を絶妙にするだけで、相手の理解を操作したのである。実に見事な人たらし術である。
ーーーーーーここまで、の言葉と
記事で完全には再現できないのですが、米津さんの「語り」は他に例がない、と言ってよいほど誠実で。質問と向き合い、自分の中からその瞬間に最も的確な言葉だけをすくい上げて答えている、そんな感じでした。インタビューではこちらが本当に考えさせられました。https://t.co/AC4vaWprpD #米津玄師
— 高久潤 (@juntakaku) January 1, 2021
今まで沢山の方々を取材してきたであろう朝日新聞の記者の方には他に例がない位に誠実と言わしめ、ZEROで対談した有働さんには誠実で真摯な姿勢と言葉でつけまつ毛がとれる程に泣かせ、関わった人達を一人残らず虜にしていく米津玄師全人類虜計画が着々と進行していてファンはドヤ顔で見守っています。
— ハル (@haru_ynz) January 4, 2021
ツイッターなどの評価を見る限りでは、米津さんは相手への誠実さを優先して自分への不誠実さに繋がる方、なのかなと思いました。
それが芸能界という世界の中で生き残っていくために必要な戦略であるとしても、それでも、ご自身にとっての大事な気持ちはご自分で大事にしていってほしい、そういうことがちゃんとできる“大人”になってほしい、と心から願います。一ファンとして。
ひょっとしたら、誰も知らないうちに1人傷ついてて、十分なケアもできてなくて密かに擦り切れていってしまってるんじゃないか、とかマジあり得ないと思うんで。
……まあそれすらも米津さんの自由ではありますが。
お誕生日おめでとうございます㊗️
これからもご多幸をお祈りしています。
以上です。長文失礼しました。